不思議な、影みたいなものが湧いてきて死ももう遠くなくて、僕は空っぽになる死ぬほど身軽になって、半分天国で生きてるみたいに 全ては思い出に変わる思い出は死んだら何に変わるだろう? 籠の中に入れられた滑らかな鳥そのガラスの目玉のように浅い緑色に…

雨、など

雨が降っていますが雨を雨と感じません私の心は暗くて新聞配達のバイクの音も昭和みたいに聞こえる 何もせずに部屋にいることは罪みたいだでも一体誰に個性があって誰が空を青く煮詰めたりなんかするのだろう個性という青をにこやかに運ぶ人々 恐ろしいので…

ランドフィル

宇宙って感謝することだよね、と言った人が死んで影だけが、有名になって売られている言葉にも値段が付くけれど、言葉はお金では買えない ヒグラシが鳴いているけれどそれは、宇宙には関係ないなんてことは無くて僕は朝から壁に鉄クギを打っては抜いてを繰り…

また夏が来て

ゆるぎなく時は過ぎていくけれどそして私は雄弁だけれどあの日風に揺れていたクモの巣をそのきらめきを私はただひとり、抱えたままで死んでいくんだ いろんなことがあった絶望もしたし、天国を見たこともあった明るい海や、雑踏の中に消えたこともあったし友…

理解されたくなかった

私の墓場まで君を抱いていく電池が切れるまで電線は何処までも奥に続いていてけれどプラグは何処にも無い 喉が痛むけれど誰も私を機械にはしてくれないスパナで私を断ち割れば私は人類になりそれぞれの個性となってそれぞれの不幸を歩むだろう 私の墓場まで…

シルエット

私はあなたの顔が見たいいえ、あなたのその顔じゃなくて誰にも私は伝わらないけれど私は伝えようとしているもしかしたら私は私を殻に包みすぎているかもしれないけれど 枯葉に出会うようにあなたがあなたの思い出に出会うように私に出会って 個性を失うと親…

雨はしとしと降っている山の方から、美しい海の方から会いたさと同時に感情の稀薄さを感じる 「鳥になりたい」なんて馬鹿らしい僕は人間でいい山の方から吹き下ろす夕闇の気持ちになりたい チェロを弾けば声が出せるかといいギターを持ってアンプを泣かせて…

揺れる

寂しさだけを丁寧に集めて孤独の味は太陽にも似て君の前にいるのは孤独な人間だと君に教えてあげたい誰にも気を許さない訳じゃないただ空虚でさ風さえ僕を避けて吹く Sugar, plum, Fairy. 君にも13歳の時があった 勝手に融けていく夕陽沈んでいく時計 悪夢を…

in future

音楽が始まる。見過ごしてきたものを、ひとつ、ひとつ、記憶は、いつか逆流するものだし、私は私のふりをしていたいつかの私以外なのだし、私は、雨の時間を浴び続けている、灰色の、波。未来を誰よりも早く弾きたい私は、赤いパッケージの煙草、赤いお酒、…

sign_A

眠ると眠りの底に拡がる笑いの曲、全ては私の棺桶となるために存在しているのだ、螺旋状になった、壁紙を這い蹲っていく、全ての煙は上に上がり、全ての存在は下降し拡散する、あなたはただここに居ればいい、あなたはただここに居ればいい、「あなたは必要…

春、未明

季節は変わりゆく私の細胞は消耗していくDNAはいつか光に出会うだろうか?それともDNAが天国なの? 痛みは嬉しいです今日の痛み二十歳の人とはここでお別れ二十五歳の人とはここでお別れ 夜中には西の西の方に夢屋さんがあって子供たちは高い高いところにい…

夜中、目が覚めて書いた詩

この頃、鬱屈することがなくなりました今、これを書いているのがお気に入りのペンで今、僕の手の中で温まっているこのペンがいつか友人の手に渡ればいいと思います 小さな、静かな、眠りに触れるあと五年、あと五年なら、生きられるかもしれません白い、小さ…

始まりの終わり

連れて行かれる。記憶には無い場所に。当たり前のように、私たちは、そこでは笑っていた。忘れてしまった夢の中で私はあなただった、分裂した水鏡が幾つも並べられてて。冷たい月の大地には、青白い草を電子線で出来た胃で食む羊がいて、恐竜の時代から私た…

21

未来は青く冷たい未来は青く冷たい未来は青く冷たい過去は赤茶けて乾燥している過去は赤茶けて乾燥している過去は赤茶けて乾燥している今日はあたし頭が冷たいから、お腹の虫の行く先は、見えない冷蔵庫の裏? そんなものは無い、となりの私の家のひとが発掘…

エンド

生まれ変わったらあなたは悲しくて泣いちゃうよ。餓えを知らないままでずっと、私の中で眠っていることも出来たのに。心は一度溶けてしまうと、もう、一緒なままでいることは出来ない。ねえ、ねえ、ねえ、私は何をしたいの? 私は、何をしたいの? 終わった…

新しい故郷

何もかもが手に入りそうで、何も手に入らない。オルガンの音は身に染みる。もちろんハモンドオルガンだ。一番地味な宇宙で死ぬ。 ここは僕だけが知る世界。 秘やかに自分の世界に戻ってくる。僕の詩は僕以外には分からないところから始まる。 突然,甘い。硬…

冷たく、静か

現実、げんじつ、げんじつ、今朝、私には死後の世界が、まるで魚の影のように私の心臓を染めてくるのが見えました、 ねえ、白昼、私は薬の瓶を齧りながら、 ガラスの海で、紙標本を捲りながら、 笑おうと努力しました、濁って空気が青くなるくらいでした、 …

青い墓場

ぼんやりした渡り廊下を渡っていく。震えながら次の歌を待つ。私は私を消す技術に長けていて、あなたたちの細胞を帳消しにするのは夢の中でだ。 言葉に飢えている。可愛いラッコみたいに。ピンク色に。言葉に飢えている。そしてその飢えを私は、胃の中の歯の…

cell

どこにでも蹲る昔の私は酸っぱい味がする宇宙は家庭的で平均的な音楽が好き 暖かな果物のように孤独何を聴いても寂しさしか感じない背筋なんて震えないでも、私は寂しさが好き カセットテープみたいな音が好き地球の裏側と繋がっていると錯覚させる大気圏み…

銀河

言いい言いいい加減な影もようのなかでテレビばかり見ていた、たらテレビの映像は棘ついた平明の輪郭・あるいは錯覚・現像されていな、あいeye,.夢遊の方位の思い出ばかり、ぃ、私はテレビの多異人種的な遊動が、へと、つい、ひい出ていい宇宙もよいな錯乱が…

Big Ideas

*錆びたパイナップルの缶のようにあなたはあなたを愛してあげてあなたを大好きな音楽で包んであげて 死ぬと性欲なんて無くなるねヨーロッパではアゲハ蝶が血の光の中、燦めいている *遠い遠い遠い 凍った海のすぐ底を宇宙の粒が落ちていく宇宙を見上げる僕…

無題

落ちていく水溜まり、って知ってる?ゼロ石好みの夜 誘いもなく誘いもしない世界が叫んでるそして心の中には地獄がある スイッチの中に飛び乗って死にたいのに書庫で周りを囲まれた部屋が欲しいのに 僕はカセットテープになって書架の床で眠ろう全てが土に帰…

僕は

理由は葉っぱのよう次には枯れるのか、それとも永遠に輝くのか? 電車、あれは遠い遠い空で鳴る 鳥が鳴いているということは、鳥がああやって鳴いていることは、鳥がいるのだろう鳥は僕の左耳のずぅっと遠方で鳴いてるようで、僕の右の耳の遠方にはいないよ…

雨の夜

外ではピアノの流れるような緑の雨が降っている僕はこうして自室の隅でギターを弾いて遠い昔の少年時代を思ってる 遠い記憶は永遠の落ち葉の流れる秋風の中でそこではみんな海のよう死んでしまった女の子たちが波打ち際で笑ってる ギターを弾いては波打ち際…

000%

美しいような、やましいような、奇妙に研がれた気分です。 この本?、この本には詩の息吹がかけられています。ま(だ)新しい本です。この本は、特別な薬効で私の目蓋の裏にあります。 生きているだけで、小さな一粒なのです(宇宙は小さな一粒、そしてそれ…

ディクレア

脳は一冊の本そこでは全てが等質の記号で記されているモノクロ写真、取り出すたびにとてもカラフルな私は社会の邪魔者になりたい何故なら私は未来に住んでいるから君たちみんな滅びた未来に 傷付いた身体、骨の見える肢体痩せた身体が私は好きだよ何故ならそ…

クレア

夜を数珠つなぎにする、濡れた窓、暴言というのは、車上荒らしと同じで、車を持たない私には関係ない 「現実」として参照される世界、その中に私はいない、私はデータの末路、全てが意味深く見える、あなたの値段とか、私は神様だから コンピューターで農業…

ライラック・ワイン

ううん、全ては繋がっている全ての感情、全ての観測、多分君が見た私には知り得ない風景全ての細部が見栄を張っているどこにも言葉なんて存在しない 意味なんて存在しないなのに、スタンドアローンな憂鬱が段々風船みたいに肌に張り付いてくる 急に誰かとワ…

ソネット

夏、おめでとう快感のために全てを捨てられる?煙草の煙の行方を追うように、夕食後私は死出の旅に出る。 言葉が融けていく領域、全ては無い方がいいのです、全ては、最初から無いのだから、何がどうあってもいいのだ。 全てはゆるぎない。地図のように。私…

無題

胸の空白に強いられるままに、部屋の中で焚き火をする。君がいる世界で、私だけの寂しさ。誰も知らない、私だけの。 クーラーの風が頬を撫でる。風は夕日病にかかっている。去っていくことの、甘い空白、そこを満たしていく、私の存在、 、君の存在。ゴミ箱…