散文

存在すること

理由。 重さが正気にたどり着くとき。僕は、お金があったら、ポロックよりも、寧ろベーコンの絵を集めたい。そして、全ての絵をガラス張りにして、暗い、電気の当たる、地下室に並べたい。 僕は、多分ネガティブな要素を原動力にしてしか生きられないのだろ…

生存

今、私はベッドの上で、ノートに万年筆でこれを書いているのだけど、こうしていると、布団の上は私の王国だ。ノートとペンだけが、睡眠薬の青い朝焼けの中、うっすらと目覚めていて、他には私の身体と心しか無い。私は私の態度が怖い。理由も無く全てが悲し…

小さい散文集

2021/07/16 永遠の指先。私は机の上の片付けが好きです。要らない物はじゃんじゃん捨てますが、誰が見ても要らない物(例えば20年間溜め続けたタバスコの瓶など)を、後生大事に、四角く、律儀な、まるで経つ時を干した洗濯物のように並べたりします。時は白…

夕陽のメモ

命はどんどん、意識の縁からどろどろとこぼれ落ちていく。ゴミとされて忘れられる多くの記憶たち。元は生きていたものたち。私はそれをすくい上げなくてはならない。そしてそれらを日陰の静けさの中で、LEDの光の下へ、安置して、整理して、並べていかなけれ…

メモ1

優しい日々の中で、自殺をしたい。論理的に考えても、人でいる意味なんて無い。音楽は人生の意味の無さを無視して、遊びとして作ることも出来るけれど、でも、音楽で人を救えなければ意味が無い、と思うのは何故だろう? 当然のようにそう思う。生きてるって…

ノート

(……)たしかに、心の底では、みんな同じなのかもしれない。もう少し浅いところに、静かな自分らしさがある。浅いところに、本当は神秘があるのかもしれない。だって、本当に普遍的な真実は、宇宙に満遍なく、当たり前に存在していて、真実と神が近しいなら…

メモ(温度)

顔色がぞっとするほど悪い。ここのところ殆ど書いてないし、何も読んでいないし、何も聴いていない。眠って、起きるととても憂鬱なので、あまり眠りたくない。爪が伸びている。 あまりに不規則な生活のせいか、それともろくなものを食べてないせいか、体調が…

身体感覚のこと

イヤーパッドを換えてリズムセクションが聞こえやすくなったから、リズムの重要性を考えるようになった、と言うよりは、僕自身の音楽に対する意識が少し変わった気がする。メロディや音色に感動したり、和音を美しく思ったり、頭で考えて、何て不思議なコー…

リズムのこと

今まで僕は多分、ヴォーカルやリード・ギターやシンセサイザーなどの、いわゆる「上物(ウワモノ)」中心に聴いていた気がする。それから主に中高音域に加えられたアレンジの音などを。例えば、ビートルズにしても初期の、ロックンロールの時代の曲はあまり…

メモ(忘れたくないものたち)

前の文章(『(抑鬱状態で書いたメモ)』)は、かなり孤立した気分で書いたのですが、ロラン・バルトの「言語は皮膚だ」という言葉にかなり影響を受けています。本当の……かは分からないのですが、人と人との、強い繋がりは、孤独…、孤立した心同士に起こるも…

生きていたいと思うこと

この頃よく考える。今努力出来るなら、今すぐ、出来るなら、努力すること。自分が身に付けたこと。それだけが本当に自分の持てるものなのだから。本当は、自分には何も出来ない、と自己嫌悪するより、今自分が出来ることをした方がいい。それは誰もが言って…

水の雑記

1月23日、この世を心の底から愛したい。全てに温かく包まれたいし、全てを温かく包みたい。窓から差す月の光が似合うような、小さな、柔らかい音のするピアノが欲しい。シンプルな飾り模様の付いたドレーキップの窓。古い絵の掛かった、ハシゴみたいな廊下。…

年末年始のメモ

宇宙。時。感覚。私が今座っている場所。ギターは語る。色によって。 ギターには自傷的なところがある。怯えているとき、弦は痛い。 僕は傷付いているとき、感傷に浸る。思い出を、思い出すことを、何よりも大切なことだと、縋り付くように、思う。 今僕は椅…

忘却のメモ

昼間僕は「僕は」「僕は」「僕は」で忙しい。身体的な苦痛を感じることはあまり無いし、少々の痛みには僕は無頓着だけど、僕は朝から晩まで、夢の中でも、苦しさを感じている。いつも何か大事なものがぽっかりと欠けているような。内臓がゆっくりと引き摺り…

雑記3

後悔する気持ちもある。何かは分からないけれど、何かを怖れる気持ちもある。人との寂しいすれ違いを感じるたび、それでも誰かを思うことには勇気が要って、ときどき僕はひとりになりたくなる。 自分のことを惜しいと思う気持ちって、どうしてあるんだろう?…

主にミンガスのこと

ミンガスを初めて聴いたのは、多分20歳頃だと思う。たしか19歳のときに、ジャズというものを本格的に聴いてみよう、と思って、それから三年間くらいの間に、名盤を何十枚か買って、その内の一枚としてミンガスのアルバムを買った。それまでも、僕の記憶違い…

私の好きな50のこと

(本当は100個書くつもりでしたが、50個書いたところで疲れました。またその内100個書いた文章を書きたいと思っています。) Radiohead(1)を聴いている。これから原稿用紙(2)に書き入れるために万年筆(3)にインク(4)を満タンにした。Radioheadの…

いろいろなメモ、躁、鬱、性格、道具、

Wi-FiやBluetoothが苦手だ。線で繋ぐのが好きだ。電子書籍が苦手だ。紙の本がいい。 何もかも信じる力を私にください。 言葉を超えた場所で心を燃やし尽くせ。 惹かれるものに、惹かれるままに、理由抜きで、惹かれゆくこと。 感情を素通りしていく言葉に意…

日常的なこと

唐突に自傷のこと。自傷はしなくなった。多分、僕くらい腕をたくさん、深く切りまくっている人は、日本にはほぼいないと思う。「何故切るのか理解出来ない。でも、切ったときの安心感とか、脳内麻薬がたくさん出ることとか、救済とかがあるのだろうと思うし…

「自分」について

これが自分だ、と思える自分には、僕はなかなか出会えない。ただ落ち着いている、というだけじゃなくて、内面的な意識が目覚めていて、今まで生きてきて、いずれ死ぬ自分を、自分で自覚している感じ、、、というのかな、うーん、うまく説明できない。誰にも…

手紙のようなメモ

*僕がかなり苦しかった頃、ロックが全然聴けないから、その代わり、というのじゃないけれど、世界中の伝統音楽を聴いてみたことがあって、でも、その時は結局、何を聴いてもよく分からなかった。最近、何となく気が向いて、インドや中国の伝統音楽を改めて…

三月の水

暖かい日。庭先では記憶みたいに遠い色で、春の花が咲いていた。あまり着飾らない蝶が止まっていた。ひとしきり自己嫌悪して、ビールを飲んでローリング・ストーンズを懐かしさに浸りながら大音量で聴いて、意識をホワイト・ノイズで満たして、ひたすらノー…

雪解け水は永遠に(edit)

4永遠の無を、感じさせる、感情に色づけをしない、過剰な変遷を僕に感じさせない、多分に地味な、感情の多忙な変化を強いない音楽が、僕は、本当は好きだ。故に僕はバッハが好きで、過剰さの排された、少人数での演奏(例えば独奏や、トリオ、バンド演奏)…

何が何だというのだろう

僕が大事なのは、ここじゃないし、ここじゃないどこかでもない。僕が大事なのは、生活かも知れないし、宇宙かも知れないし、人間かも知れないし、自分ではないかも知れないし、言葉を捨てることかも知れない。生きてあとたかだか五十年の人生に、何を求めて…

メディカル・キッド

落ち込むのに、理由なんて要らない。明日、今の医者とは、会う最後の日(多分)で、次の医者に代わるための、軽い手続き、精神の経過の総集編みたいなのをしなくてはならないでしょう。もう面倒なので、あやふやに答えて、病名も、何でもいいから適当に書い…

生きてきたこと:Part 2.1

死のうと思ったとき不思議な感動が身体を包むときがある。僕は誉められた人間ではなく、悪いこともいっぱいしてきたのに、全てが、許されてしまうような。その感動が欲しくて、僕はときどき何もかもを捨てて、死のうと思うのかもしれない。 《1》 わくわく…