日記

4月8日(木)、朝、ひどく悪い気分だった。怯え、不安、恐怖。全て毒だ。でも僕はその毒を、時にどうしようもなく培養してしまうのを抑えられない。内側から神経が腐っていく。腐敗が僕の皮膚を突き破りそうな感覚。椅子にも座っていられない。眠剤を飲んで…

3月に書いたメモ(2)

僕は一生結婚しないだろう。親になるのはいいかもしれない。やわらかい身体でやわらかい身体に触れ合うこと。でも僕の身体はとても硬くて、だからいつもふわふわとしたパジャマみたいな服を着ていたい。 奇数は男性的で、女性は偶数的だ。とすれば中性はどん…

3月に書いたメモ(1)

大きく息を吐く。何だっていいんだ、という超俗的で、反社会的かもしれない遺伝子が、僕の中で疼いている。僕は自由に生きていいんだ。もしかしたら、楽しく生きられるかもしれない。はみ出ててもいいし、変則的でもいい。人と人の間にある、言葉にならない…

ノート

(……)たしかに、心の底では、みんな同じなのかもしれない。もう少し浅いところに、静かな自分らしさがある。浅いところに、本当は神秘があるのかもしれない。だって、本当に普遍的な真実は、宇宙に満遍なく、当たり前に存在していて、真実と神が近しいなら…

日記

3月13日(土)、……虚無感。一日中ごろごろしていた。 3月14日(日)、外国語の勉強がしたい。もっともっといい本が読みたい。日本語も、もっと習得したい。 3月15日(月)、…… 虚無感。生きていても仕方ないという気持ち。何にも出来なかった。 3月16日(火…

メモ(温度)

顔色がぞっとするほど悪い。ここのところ殆ど書いてないし、何も読んでいないし、何も聴いていない。眠って、起きるととても憂鬱なので、あまり眠りたくない。爪が伸びている。 あまりに不規則な生活のせいか、それともろくなものを食べてないせいか、体調が…

日記

3月4日(木)、午前2時、1時間半ほど眠った。妙な、嫌な感じのする夢を見た。 プラ(Plastic Tree)を聴いてる。……有村ってミックスヴォイスがあまり上手くないなあ、と思う。でも有村の声にはとても強い郷愁や、純粋さを感じる。僕は日本のバンド音楽はあま…

プラスチックの破片

窮屈な寂しさ心臓が絞り出されるようなドラムの音に合わせて銀色の血が体内で光るような 世界中がコードで繋がっていればいいのにそれとも私の血管がBluetoothで君の静脈に直接繋がっていればいいのに 雨を聴くと、私は雨になる言葉が、君の天国を捕らえてく…

メモ(断片)

「今ここ」に縛られているときと、「今ここ」に解き放たれているときがあって、「あ、関係ないんだ」と、急に気付くときがある。「今ここ」、僕がいる「今ここ」以外は、僕にとって関係ないんだと気付く。関係あると思っているのは、僕の止まらない思考だけ…

メモ(小説についてなど)

よく人間には意識の階層がある、と言われているけれど、僕は自分の中に、大きく分けて、俗の意識と、内面的な(その一番底は無の)意識のふたつがある、と感じている。意識の底には、全くの無が拡がっている、ということが、段々本当らしく思えるようになっ…

日記

2月28日(日)、午前1時、眠れない。チルアウトを飲んでみる。 午前2時。音楽があるって何て幸せなことなんだろう。フェラ・クティとルー・リードとジェイムズ・ブラウンを聴いている。リズムが美しい。 午前3時、お腹が空いたので、昨日の残りの、豚肉の生…

日記

2月22日(月)、午前3時、さすがに眠くなってくる。 午前4時、寂しい夜を、汽車は通る。眠れない。寂寥感。少し危ない感じだ。 午前9時、眠れない。 理屈はしっかりしているつもりでも、不安が取れないのはどうしようもない。 今日は、半日ほど、生きていけ…

日記

2月20日(土)、活字の海に溺れていきたい。日本語と、英語の海へ。フランス語も、出来ればがんばりたいと思うんだ。たくさんの国の海に行ける方が素敵だから。心の底には誰しも、魔法の国があって、明るい、暗黒領域があると思うんだ。 いまだに死にたさが…

理性はゆっくりと花開く若くなったり 老いたり人はその繰り返しだ人の人生にも朝があり、夜があり日の出前には暗黒がある 命を人に手渡し、取り戻し萎えてはまた雨を受けてそうして人はゆっくりと花開いていく 死は開花死を見るとそこには無数の花が咲いてい…

日記

2月15日(月)、夜中、ああ、やれば何でも出来るんだ、という気持ちになって、読書などをたくさんしていたのだけど、やはり眠くなって、寝てしまった。 2月16日(火)朝まで起きていて、昼前に眠った。起きると6時過ぎで、ぼんやりしていた。薬を飲んで、起…

詩のようなメモ

全てが遠い。遠くて、何ひとつ僕を傷付けるものなんて無い。人たちが何か言っている。それは僕のことであって、僕のことではない。だって僕は、ここにいて、ここにいる僕だけが僕なのだから。何も、感情的に受け止める必要なんて無いんだ。 私は私の静かなね…

『世界が歌であったなら』のためのメモ

僕は、僕なりには、苦しい年月を過ごしてきたと思います。今は、人生は、誰にとっても、決して楽なものではない、と思えてなりません。昔は、自分だけが辛いのだ、とばかり思っていました。真剣に砂遊びをする子供同士みたいに、人と人とが自然な距離で、い…

日記

2月13日(土)、午前2時、何にも面白くなくなる。 アニー・フィッシャーが弾くベートーヴェンのピアノソナタは、僕の宝物みたいな音楽だ。 午前3時、菜の花の漬物でご飯を食べる。 一日中、ぼんやりとした不安が身体から離れなかった。集中力が湧いてこない…

身体感覚のこと

イヤーパッドを換えてリズムセクションが聞こえやすくなったから、リズムの重要性を考えるようになった、と言うよりは、僕自身の音楽に対する意識が少し変わった気がする。メロディや音色に感動したり、和音を美しく思ったり、頭で考えて、何て不思議なコー…

リズムのこと

今まで僕は多分、ヴォーカルやリード・ギターやシンセサイザーなどの、いわゆる「上物(ウワモノ)」中心に聴いていた気がする。それから主に中高音域に加えられたアレンジの音などを。例えば、ビートルズにしても初期の、ロックンロールの時代の曲はあまり…

日記

2月11日(木)、昨夜、10時半頃、鍋の最後の残りと、チーズを乗せた食パンを2枚食べる。 午前1時、眠らずにいる。audio-technicaのヘッドホンとYAXIのイヤーパッドの組み合わせが個人的に最強過ぎて、ずーっと音楽を聴いている。音楽を聴く楽しさが一段階上…

日記

2月10日(水)、朝、憂鬱。 午前9時半、うとうとしていると、少し気分が良くなる。 午前10時、昨日の水炊きの残りとキムチと長ネギを焼いたのとご飯を食べる。 正午。午前中、何となく気が向いて、ヘッドホンのイヤーパッドを交換してみる。今までのはとても…

日記

2月8日(月)、夜、母と3時間くらいお喋りをする。母に僕の大好きな多和田葉子さんの『献灯使』と漱石の『草枕』を貸す。 2月9日(火)、僕は僕なりに、僕がなれる程度に、しっかりした人間になりたい。地位とか名誉の話じゃなくて。 午後1時半、また昨日か…

メモ(忘れたくないものたち)

前の文章(『(抑鬱状態で書いたメモ)』)は、かなり孤立した気分で書いたのですが、ロラン・バルトの「言語は皮膚だ」という言葉にかなり影響を受けています。本当の……かは分からないのですが、人と人との、強い繋がりは、孤独…、孤立した心同士に起こるも…

(抑鬱状態で書いたメモ)

私はそこに何百回も行った。千回を超えているかもしれない。 私は別に書かなくても、満足していられる人間なのかもしれない。それどころか人の評価さえ全く考慮せずに生きていけるのではないだろうか? ジム・ホールというジャズ・ギタリストが言っていた。…

メモ

ポップな気持ちを忘れて、切羽詰まったような気持ちで、何もかもを捨てなければならないような衝動を、一日に何度も感じている。「風に触れることが出来そう」という言葉によく出会う。今の僕には、その感覚は分からない。何もかもが、とても希薄で、縁遠い…

日記

2月6日(土)、ぐうぐう寝ていたところ、宅配便のドアベルに叩き起こされる。午前10時。父親宛のリンゴだった。両親はまだ寝ている。 部屋で憂鬱にだらだらしていたら、父がリンゴを切って持って来てくれる。なかなか美味しいリンゴだった。 昨日の日記は、…

生きていたいと思うこと

この頃よく考える。今努力出来るなら、今すぐ、出来るなら、努力すること。自分が身に付けたこと。それだけが本当に自分の持てるものなのだから。本当は、自分には何も出来ない、と自己嫌悪するより、今自分が出来ることをした方がいい。それは誰もが言って…

日記

2月5日(金)、午前0時半、知り合いに貰ったジアゼパムを4錠飲む。チルアウトが効いているのかいないのか。寒いのに冷や汗が止まらない。お腹の調子もひどく悪い。 僕は自分自身が完璧だと思える言葉を書きたい。自分自身で納得出来ないのに、人には認めて貰…

泳げない足のままで

あの日の私はとろとろ歩いているこの空気の中はみずうみで、私は言葉の中を泳いでいる、自然に。音楽が流れていて、水槽がかたかた鳴っている。 溶けられる絵がいいみんな、季節や街や人々がみんな、溶けられる絵ならいい世界は、今、言葉と音楽と絵だけで出…