2024-01-15 ネイビーブルー 詩 兎みたいな。季節感と、昔の記憶。子供の頃は、RPGをしていると、数学の秘密に触れているみたいだった。 ΦとかΠとかrとか。数々のばらばらと、藻の色をして浮かぶ、谷底の集合論、ドット、悲しい数列……。 ノートに、深い海へのダイヴィングを感じる。妹がまだ小さかったときの話。肺の中の、強烈に懐かしい感じ。 風に、私は、薄い緑の未来を感じる。神さまよりも、ずっと元気な風圧。どこまでも、悲しい思い出が迫ってきて。 私は鳥の群れに「素朴を取り繕わないで」って呟いた。