2023-12-17 私の朝 詩 眼の底で、美しい欠片が散って誰もここには入ってこない夕やけに焦がれるのも、今日でおしまい昨日、すべての朝は終わった とろとろと私の皮膚に空をくべて誰もいない土地に巡り来た――画集とパンの酵母の甘い匂いを嗅いでいる 私はただ生きている君は、私の名前を呼ぶけれどそれは私ではない私はただ、ここに生きている、 眼の底で、虹の火花が揺れる誰もここには、入ってこない郵便局員は加速度を届けてくれるけれどもう、私の海に朝は来ない 昨日、すべての朝は終わった。