2023-09-02から1日間の記事一覧

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頁を綴じるように目蓋を閉じて、空を眼窩に閉じ込める、瞼の裏にお店を開けるようにそこで大好きな、銀色の音楽を流せるように ディスプレイで、ちかちか光っているけれど、それは違う私じゃない、あらゆるアニメやCGが、私に何かを伝えようとしているけれど…

人里離れた木の家でタイプライターで小説を書いていたい。 静かに、小さく、ひとりで。 私 忘れられたピンボール・マシン白黒写真にだけ残ってる白骨化した遺体みたいに 静か、私はここにいるヘッドホンの中に ヘッドホンは、最強の武器異世界への、頁 退屈…

丸を描いて指を入れる私をゴミ箱に捨てるように 天国には行かないけど帰り路はちゃんと知っている 帰るだけ私は帰るだけでいい

小さな夢

飴玉みたいに脆い強さ。パソコンは何日もシャットダウンしたまま、電線でかろうじて街と繋がっているこの部屋。 LEDの電球色ビートルズ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ニック・ドレイク、レコード、そして真空管アンプ__少女たちの幽霊、冷蔵庫の…

沈んだ重たい木々たちは、夜の静けさの中で、ゆったりと眠りを眠る。 それにしても僕はあまりに僕自身なので、昼間の思い出が、夜には地熱のように僕を焼く。 ああ、山はいつだって僕を誘う。山鳥の声は、僕を映す鏡。 僕はいつだって僕で、夜のしじまは僕の…

秋が来た。秋の空気。世界宇宙、秋、秋の空気は透明そして帯電してて細胞を、涙で満たす. いつ起こるか、それは分からない 私が壊れる前には、「いつ」は来ない 世界は世界を外れ 私は私を外れる 正しい方向に行きたい 崩れて、叩きのめされて いつの間にか…

故郷と、それから

*望遠鏡の冷たさ、濡れた道工場の光は銀河のよう心臓は空虚を通して鳴る自意識が膨らむとみんな影になるんだねその影が、好き影の中に歌があり、宇宙があるのだから *枯れ枝のような道。街にも、日本にも、地球にも、宇宙にも僕の居場所は無い。見える世界…