2023-10-10 青い夢/リアル 詩 幸福とは時間が過ぎていくこと、 私は幸福の中で選別する。夢は青いたゆたいの中で泡のように弾け、私たちの本の隙間にはエンドルフィンが充満している。偶然作られた宇宙にはそれ故の笑みがあり、私は両手の指と爪で、私の白いお墓を作っている。 CD、レコード、マイクロチップ、……音楽を一瞬一瞬消化している、そのまま無人の次元まで降りていく、私たちのいない街まで、 路には亀が、歩いている、影しかない街を、無音の楽器と絵筆を抱えて、私は、歩いていく。