2023-09-02 夜 詩 沈んだ重たい木々たちは、夜の静けさの中で、ゆったりと眠りを眠る。 それにしても僕はあまりに僕自身なので、昼間の思い出が、夜には地熱のように僕を焼く。 ああ、山はいつだって僕を誘う。山鳥の声は、僕を映す鏡。 僕はいつだって僕で、夜のしじまは僕の墓場。 LEDを消した部屋の中、ベッドの上、夜の間中、僕は僕の死後の声をずっと聞いている。