2025-03-28 迷子の朝に 短歌 嬉しさを愛の形に当て嵌めて今日も誰かを恋しに出かける 脳内で育った角があと一秒、あと一秒で頭皮を破る 須賀敦子だけを読んでる春の朝、親類なんてひとりもいない マグノリア大事なことを教えてくれる寂しさだけが人生だったと 贅沢な孤独なんかは要らなくて宇宙の端からこぼれ落ちたい 誰もいない川原の底で腐り行く兎の眼から始まる宇宙 書き言葉、リアルとフィクション織り混ぜて今を宇宙に置き換えてみる この部屋は宇宙のどこらへんだろう? 時空の裏を電車が走る 三月の迷子の朝にヘッドホンだけを頼りに海へ飛び込む