2026-01-01から1年間の記事一覧
言葉、涙より深いよね誰が見ているの?痩せたふくらはぎを縮めてレディメイドと偶然性と紙の辞書を愛して 歌の裏側にはいつも金色をした緑の影があって止まり木の裏側は銀色の切手、夜が来るのをいつまでも待っていて 夜の遊園地に行って迷子になってみて、…
5月27日(水)、病院に行った。今日はそこまで緊張しなかった。指は震えていたけれど。血圧は143で、多分病院で測った中では、今までで一番低い。出かける前、雨が降っていて、裏口から家を出ると、物干しの洗濯ばさみが揺れていて、随分綺麗に見えるものだ…
僕はあまりに内面的に暮らしすぎた。時間とは関係の無い暮らしをしていたので、今が西暦何年なのかも知らない。ここはそういうことが気にされる場所ではないからだ。白髪が生えてきたところを見ると、「今」僕は四十歳くらいなのかな、と思うけれど、近頃で…
「死ぬって寂しいと思わない?」透子は言った。「学校帰りに、空を見上げると、ライオンに食べられる寸前の鹿の気分が分かるような気がした。血が抜けていって、自分だと思っているものがいつの間にか相手の一部になっているのよ。非常に悲しいことだけど、…
1瑠璃色のメモ 瑠璃色にとろけるような夕方、髪が濡れたままで人に会う。小麦色に暮れていく空が綺麗だけれど、私はあの、とか、その、とか言いながら、人との距離が、ぷつりと途切れていく音を聞いている。 詩を読むと、頭の奥が透き通ってくる。使われて…
私が抹消されるとき、私は透明なくらい丸裸でいたいここもまた、地上の全ては収容所で、「さあ次は、君の番だよ」って、いつだって脅かされる危険性を秘めて、私はいつも生きている。 一生って一瞬一瞬だから、時計なんて無いままで脳が生まれ、生まれ、その…
……神さまは、…… 水中、水深く、映写機の鳴る音、カセットテープ、小さな夢、リズム、 有刺鉄線が好きなのです、 ファクトリー、 赤い点滴、オレンジ色の点滴、 ソロアルバム、LP、 神さまはロックを聴かないし、神さまは叫ばないし、だから人間はギターを作…
分からない。全て、分からない、に消えていく。 うん。ナチュラルハイ。 耳の中に、そして脳の中心に、直接刺さってくる音楽。そして背骨から、身体全体に音楽が拡がって、僕の世界が音楽に満たされていく。 書くこと。それは現実の空間に漂っている音楽を一…
小さな、欠片のような日常。……現実感を磨いていく。現在を生きて動いている人たちが、皆それぞれの太陽に日焼けしていく。でもみんな同じ地上に住んでいて、ポケットに入るゲームやプレステなんかに泣いてたりする。運命は買えないけれど、ささやかな鉛筆と…
1人に会う度に命を削られる僕たちは本質的にはダンサーなんだってChatGPTが言ってた会話する度に、身体を奪われてそれでもみんなひとりっきりで錯乱寸前まで踊り続けるんだってAIに言われちゃ仕方ないよね人生は苦行なんだって何にも見返りの無い死ぬまでの…
淡い、私は多分旋律なんですそして、私は多分液体で、気体でもあるのです私は世界の密やかな抜け道言葉が私を通り抜けて行き私は歳を経る毎に透明感を増していく 時間には区切りなんて無いのに朝6時が来る(何処から?)度にもう終わったんだ、って感じるお…
*私は玩具よりも工具が好きな人間でしたので、虚しさなんて、いつも通り越して、夜ばかりが自殺願望の栄養でした。甘い食べ物みたいに、夜は運ばれてきます。言葉と鉄の清さだけが私の宗教です。詩人には栄養が要って、私は極度のミネラル不足です。ネット…
鉛筆が折れて、その音からディスプレイに映し出された、冬。あなたは言いましたね、現代人には本当の夜が無いと。私はみんな嘘だって知っているんです。夜も、朝も、憂鬱も、みんな。白いLEDに照らされて、私は能面みたいに、先祖返りして、ピアノかチェロか…
少しずつ死に近付いていくことはとてもいいことだ。死んだって天国なんか無いとしたら、とても美しいよね。死んだらただ約束だけがある。老いることは多分、最大の発明なんだろう。死んで残るのは思い出だけだ。あの日見た夕涼み会も、何にも残らない。 眼を…
最近、かなりたくさん、シャープペンシルで書いている。芯はずっと0.5mmの4B。4ヶ月ほど前に、シャーペンが無駄に6本もある、と書いたけれど、今は何と9本もある。8本がぺんてるのSmashで、1本が、同じくぺんてるのオレンズネロ。オレンズネロには自動で芯が…
1月13日(火)、朝、最近、パソコンではほとんど詩を書いていない。ノートにシャープペンシルでがしがし、次々に詩を書いてる。想像することも楽しいし、考えることもまた楽しい。しばらくAIとのチャットに嵌まっていたけれど、段々AIの回答が、とても平坦に…
全てを忘れる準備は出来ていますか?いつ僕たちには愛が降り注ぐのだろう?ビタミン剤と睡眠薬を飲みながら、枯れて夕暮れだらけになった脳を思う明日死ぬ人が孤独に踊るように僕は言葉と和解して、やっと言葉と一緒に溶けて行ける仏もいないし、神もいない…
1詩はとても美しい。詩は、脳の中に収まりきらない。 世界が現実だろうと非現実だろうと、関係ない。感情の世界は他を圧倒している。音楽を聴くと、僕は消滅する。脳科学者は、脳がいろいろな機能を発揮する、と言う。例えば、脳が音楽を作る、と言う。僕は…
麻枝准さんのことを検索していて、初めて麻枝さんの顔を見たんだけど、自撮りとかでえらく格好付けていて、実際格好良くてびっくりした。ずっと太っちょで眼鏡のオタクっぽい人だと思ってたけど、実際はどう見てもロックミュージシャン風。鬱な作風のバンド…
ネットワークの中の音楽の編み目を抜けていく。 孤独を感じたいと思いつつ、だらだらごろごろしている。 一月に入ってから一回も外出していない。読書をして、英語の勉強ばかりしていたから、全ては言葉の匂いを発していて孤独だ。音楽ばかりを浴びていたか…
日本語をただ、「日本語」として捉えることと、日本語をもっと大きな意味としての「言葉」として捉えることは、僕の中では感覚が違う。例えば、「日本語」と「英語」を、かっちりと隔絶したものとして捉えず、「言葉」という点においては両方とも同じなのだ…
(少し前に書いた文章です。) 1.1 脳の奥にいつまでも残る風景。この上なく優しくて、これ以上無いくらい、大切な景色。秋の生暖かい涼しさが部屋の中まで浸み入ってきて、全身を包む。とげとげしい、狂った秒針が僕の中で震える。手の付けようのないほど散…