2023-01-08 白い朝 風の音。冬の冷たい、自動車のエンジンの音。――ああ、僕が住んでいるカラフルな世界。 一人。僕の部屋の、そして僕の、冷たい影。WALKMANが朝陽を運んでくる。 色の無い天使__僕。 君は僕よりずっと孤独なギターを弾く。 その面影を、僕もまた、たった一音、模倣しようと__真っ赤なギターを抱いているところなんだ。 冬の冷たい、エンジン音。僕は、彼らのために、生きている。一音一音、祈るように。