夜中、目が覚めて書いた詩

この頃、鬱屈することが少なくなりました
今、これを書いているのがお気に入りのペンで
今、僕の手の中で温まっているこのペンが
いつか友人の手に渡ればいいと思います

小さな、静かな、眠りに触れる
あと五ヶ月、あと五ヶ月なら、生きられるかもしれません
白い、小さな夢に触れる
そのとき僕は僕の身体が愛おしい

哲学は、ひん曲がった考え
それを正すのもまた哲学だと思います
今、僕には僕だけがあり
愛おしさだけで永遠に生きられると言われても不思議じゃありません

ノートが遠くに見えます
青い虫が鳴いているようです
電気を消せば、プラグを抜いて寝転べば
壁になった気分です

薬が切れたあと
いつの間にか、僕は死んでいるといい
言葉はもともと死の領域にあり
死が生に触れるとき無限があります

お腹がすきました
お腹がすくと、無限ではいられません
きゅうりの漬けものでお茶漬けを食べて……
心が足先にあるようで

生と死の間の無限の隙間を
僕は歩き続けています