花火

赤、青、緑、、、青、青、青……

僕は君に届きたいだけ。でも僕は君に永遠に届かない。
君はメールを通ってやって来る、その行間から、
雨は降り続け、楽しい時も、悲しい時も、
僕は酸性雨の中にいる。

海から選ばれ、空から選ばれ、
僕は花火の最後の一粒。

僕はメールの行間に付いた染み、
誰も気にしない、僕の叫びには温度が無いから。

君に目覚めていて欲しい、けれど君は君自身に気付かない。

君は大きな海そのもの。
僕はそこに落ちていく、花火の最後の一粒。