2023-08-22 秋の午後 詩 秋の午後には、詩を読んで、ギターを弾いて、風景も、人の挙動も、忘れたい。 中原中也だけを読み、ニック・ドレイクだけ聴いて、全てを捨てて、死にたいのです。 秋の午後には、音楽と、詩と本だけを、友にして、ただ空っぽに、死にたいのです。 ただ空っぽの、部屋があり、ただ空っぽの、僕がいて、ただ空っぽに、死にたいのです。 秋の静かな午後、僕は、ギターを弾いて、街なんて、人類なんて、忘れたいのです……