2022-05-16 罪 詩 ガラスのコップにまで許しを請うている。木の下で眠る夢から目覚めると、ゲームの無い世界にいて、僕の半分は木の下でまだ湖を眺めていた。全てがゴミのようにも見えたし、全てが寂しそうにも見えた。僕のせいで。僕には何のチャンスも巡ってこないだろう。この部屋で、全てのものに謝らなければならない気がした。初めに目に付いたガラスのコップに謝り、それからもう、何も見えないので、分裂していく僕は、あるものがあるべき場所にあるように、許しを請うしか無かった。