言葉では見えないけれど

言葉にならないことの多さ。
そしてそれが、言葉の豊かさ。

まるで眠っているみたいに、
夢の中でタイピングしていたい。

困っているのはあなた?、それとも僕?
ベッドの上、
僕は無限の数の住人で、一人で、
たまに宇宙の全て。

何も見たりしない。
盲目で、
脳に直接ディスプレイだけが繋がっている。

赤い物の多さ。
言葉に出来ない音や匂いが、
次々通り過ぎて行く。
夜。

私は言葉を豊かにしたい。
世界に、ひとつ、ひとつの、ひとつの世界に
入りたい、住みたい。

悲しい心――そんな言葉で書き表せない心をずっと
ずっと抱えていたい。