非常ドア

何も、かもが、生きてる? 生きてる?、目撃してると泣きたくなって、仕方なく笑う私がいるだけ。言葉たちが並んでいく。言葉にならないことの総体として。世界は私の命で精一杯なのですよ。あなたはあなたの感情で……だからもう、眠ったりしないで。究極には悲しいんですよ。まったり楽しいなんてあり得ない、その中でも皆生きることの孤独な震えを気付かないだけの皮膚の硬さがあるだけ、骨は脆い、お腹は涙でいっぱい、生きることの、震えを思い出したときにはもう遅い、壁は隕石よりも速くて、あなたはひとりで、病身の身、天井を眺めて、初めて音楽のただあるだけの光を知る。しかなくて、詩人になるしか方法が無い。そのときあなたは詩集を買って読む、そして詩人は痛すぎるので、薬をしこたま飲んで、能面みたいに納屋にいることを望むか、それとも……「美」とは独立した潜在意識ですよ、恒星の周りを不可視に回る、それが人間、眠くて百科事典をローンで買ったあなたは、「下」を向いて「土」と思い、ウサギを抱いて眠るしかない。予防注射を打ちなさい。遺骨は光るでしょう。遺骨はきらきら光るでしょう。私はその骨を吸う。私は泣いたりしない!

ギターを抱くとお腹が冷たいです、だから私はエレキギターが好きです。仮面を脱いだりしないで、あなたが培ってきた仮面でしょう?、社会人として社会的に、悲しむことを共通言語としたのでしょう?、でもあなたは決して文字を見ない、文字の上辺に透明な、影の野生動物を見る、叩き潰せないので、顔を見合わせるのでしょう?、……「(美しいものは、(美しいだけでいいのです、)暗闇の中で、天使のように、低くだみ声が、ひどく礼儀正しく踊っている、)、、、」情報? 情報化社会? いいえ、違う、情報に殴られて、みんなお腹に穴が空く、ただの痛恨の時代、迷ってはならない、何が「美」なのか、歴史が美なのか、詩が美なのとか、快感は――――、すっ飛ばしてしまえ、感情的にはならない、感情の粒の流れを、見守る冷静な自分が感覚的に生きているだけ、そして今まさに私は指だけで生きている、多分、「来月(!)」というものの、為に。

なのに何で私は怒られる? 非常ドアみたいな私の都市。「感情も知識も冒涜して生きる意味あるの?」「常にあまりに発掘するだけですよ」、――タイプライターで書いていたい、右眼を左眼だと錯覚していたい、そして真ん中らへんの左寄りの眼で、撫でてあげたい人たちの笑い、後ずさりしながら、首をかしげて、可愛らしく笑いかけてあげたい、それでも銀の、私のポケットにはスパイダルコのナイフが入っていて、ポケットの中、少し親指を切っている、頭痛が頭痛となる前に。(感情をもたげないで、感情を認識しない、賛美しない、リフだけを弾く、緑色の靴みたいなそのスウェードみたいな毛羽立ち、桜の花、桜の花…、痙攣して爪付いていて、宇宙はほとんど言外で、蹌踉けた冬の弱さ、それから

、埃立つ、幽霊みたいに画像の荒野、
、テレビも、ネットも終わった時代、詩の時代が来て、タイプライターは品切れし、
引っ掻くための爪は、割れ、キーの印字を削る、化石を磨くように、
陶酔の管の音がする心だけ、「私は全て外部!」あとは全ては機械なのです、指の爪、爪、爪、痛くて、
それが人生、なんて思わない、あなたは宇宙、それだけの恥ずかしさ。

悲しいと全てが光りますね、孤独な天井を見詰めていて、一秒でも長く。
私は寝不足で脳が孤立して、遺伝子を立ち読みするのにも、死を感じます。
ありきたりに、空なんかに……(((世界とは結局、運命なのです。