日記

2月28日(日)、
午前1時、眠れない。チルアウトを飲んでみる。

午前2時。音楽があるって何て幸せなことなんだろう。フェラ・クティルー・リードジェイムズ・ブラウンを聴いている。リズムが美しい。

午前3時、お腹が空いたので、昨日の残りの、豚肉の生姜焼きと、ゴボウの味噌漬けとご飯を食べる。両親はいつも寝るのが遅いのだけど、今日は何とまだ二人とも起きている。何かあったのかと思った。

午前7時、お腹が空いたので、牛肉の缶詰めとご飯を食べる。

午前10時、またもお腹が空いたので、冷凍のパスタを食べる。頼んでいた荷物が、何故か近くの集荷場で保留中だったので、電話を掛けたら、今持ち出していると言う。それからまたトラックの運転手から電話が掛かってきて、お届けは昼過ぎになりますと言う。電話はすごく苦手だ。がんばった。

午後1時、何となく落ち着かない。とても眠いのだけど、よく眠れない。

 

3月1日(月)、
唐突に声のこと。やっぱり楽に地声で出せるのは、中音のミ(E4)までだ。ミでも少しきついかもしれない。無理してもファ#が地声と裏声の臨界点。ファ#がたくさん出てくる歌を地声で歌い続けると、すぐに喉がやられる。ジョン・レノンの‘Isolation’がちょうど、ファ#のシャウト気味の引き延ばしがあって、そのあとファ#が頻発するフレーズが続くのだけど、ジョンは果たして地声で歌っているのだろうか、それとも裏声を地声に近付けて(いわゆるミックスヴォイスで)歌っているのか、判断が付かない。ジョンは一見そんなに歌唱派ではないのだけど、ミックスヴォイスの出し方が異様に上手くて、殆ど地声と区別が付かない声で、スムーズに高音が出せる。ジョンは地声が低くて、声域としてはバリトンだと思うのだけど、バリトンの声のままでファからラの辺りを歌うのは、本当に難しいことだと思う。ジョンはヴォイス・トレーニングを一切受けたことが無いし、その必要も感じない、とインタビューで答えていて、けれど、多分、おそらくだけど、自分の声の出し方には、かなり意識的だったのではないかと思う。ジョンが自分の声を嫌いだったことは有名だけれど、嫌いなりに声をよく加工したり、一番自分の声質を生かせる発声をしたりして、楽器としての自分の声を模索し続けていたのではないかと思う。僕は声変わりしてからというもの、さっぱりミックスヴォイスの感覚が分からなくて、ソくらいまで無理して地声で叫び気味に歌って、すぐに喉を壊してた。もっと高いシャウトも、全部地声で押し通してて、ほぼ一曲で駄目になってた。もしくはへろへろした裏声だけを使ったりとか。これからは、もう少し、僕なりに、がむしゃらに歌うだけじゃなくて、もっと声を繊細な楽器として捉えて、自分の声を最大限に生かせるように努力しようと思ってる。あとは感情。言葉でもそうなんだけど、感情と技術の関わり合いって、かなり強い。戦々恐々としながら書けるものなんて無いし、歌えない。完璧な今の自分を生きること。全てをやわらかく受け入れること。液体のように。

たまにテクノを聴いていて、アーティスト名が‘ID’と表示されていることがあって、何かと思ったら‘Identification’の略で、未リリース曲やアーティスト名不明の曲などに一応付けられる、仮のアーティスト名みたいなものらしい。普通に‘Unknown’とかの方が分かりやすいのにな。テクノの用語って、いちいち格好良くて面白いのだけど、知っていないと何のことやら分からないのが多い。‘Mix’と‘Remix’は分かるけど‘Flip’って言われても戸惑う。‘Flip’は、リミックスをさらにリミックスした曲、という意味らしい。

午後6時、久しぶりにかなりの集中状態に入れそうだったのに、母が部屋に入ってきて、荷物運びを手伝ってくれと言ってきたので、また意識が散漫になってしまった。実家暮らしの仕方ないところだ。2月は何度か集中した状態に入れた。散発的に、何時間かずつ。でも、まだ十分じゃない。まだ外面的な緊張や不安が、少し残っている。完全には、内面的になれていない。10年前までの3年間か4年弱の期間は、ほぼいつでも、すとんと創作モードに入れた。けれど、全く集中出来なかった10年間に比べれば、先月は何度か「モード」に入れ(そうになっ)ただけでも、かなり回復していると思う。「モード」についてはうまく言語化出来ないけれど、僕がずっと行きたくて、行けなかった場所。ずっと、そこにいられたらいいんだけど。僕なりの(そこに行くための)方法論はある。まだその方法論は、何しろずっとそこに行けなかった訳だから、全然整っていないのだけど。持ち物を全部捨てればいいのかと思っていた時期も長かったけれど、どうやらそうでもないらしい。ノートパソコンを買ったのは正解だった。あと、新しいヘッドホンのイヤーパッドも、集中状態に入るのに、かなり貢献してくれている。音楽は必須。

 

3月2日(火)、
爪が少し伸びると、キーが叩きにくくなる。かと言って爪が短すぎると、ギターのアルペジオがうまく弾けない。いつも微妙な長さに切っているのだけど、なかなかシビアなので、爪切りが少し職人技みたいで面白い。同じ爪切りを、もう10年近く使っている。SUWADAという会社の、とてもいいニッパー式の爪切りだ。とてもよく切れるのだけど、切った爪がたまにどっかに飛んでいくのが少し難だ。それにさすがに切れ味が、ほんの少し鈍ってきたので、そろそろ研ぎなおしを頼もうかと思ってる。SUWADAは、多分有料だと思うのだけど、刃が鈍ってきたら研ぎなおしてくれるらしい。一生使えるかもしれない。

昨日は昼に、タラのムニエルと、菜の花の漬物と、タマネギのバター焼きみたいなのと、ご飯を食べた。それから夕方に菜の花の漬物でご飯を食べて、夜は母が買ってきてくれた、コンビニのおにぎりを2個食べた。ひとつは250円もする、すだちぶりの何とかというやつで、まあ味はネギトロに出汁がきいて少し高級になった感じ。もうひとつは、普通の明太子味。

昨日の昼頃からすごい風だ。今は、日付が替わったばかりなのだけど、隣の家が吹き飛びそうなくらいだ。風は、好き。ただ、停電になると困るのだけど。

自分を変えたい。何にも変わらないでいいと知ってる。でも、変わりたい。

今日は一日中、調子が上がらず、だらだらしていた。だらだらすることが好きなときもあるのだけど、今は本当に嫌な気分でだらだらしていると思う。

 

3月3日(水)、
日付が替わった。動悸の一歩手前。

昼、言葉って面白いな、と感じる。言葉は世界そのものを描けはしないけれど、世界の見方を変えることは出来る。

映画(『シャイニング』)を見る。映画を見るのは久しぶりだ。何ヶ月か前にスプラッタを見て以来か。『シャイニング』はもう何度か見ているのだけど、ところどころ忘れていて、なかなか楽しめた。

夜、昨日から徹夜していたまま起きているので、とても眠たい。でも眠るのが勿体ないし、眠れるか分からないような感じだ。

よく眠ろう。明日からは活動的になれそうな予感がある。今はこのざわついた頭の中のノイズを止めなくては。この頃、疲れると殆ど必ず口内炎が出来るし、さらに疲れると蕁麻疹が出る。無理せず進んで行こう。
おやすみなさい。