ノートと僕と

段々自分、
ひとりきりの自分を思い出している
昔からいつもノートを持ち歩いているので
「何を書くんだ」とよく父に怒られた
詩を書くとは言わなかった

ペンのインクが減っていきます
インクの瓶は健在で
揺れる液体が僕には嬉しいです
家にいると不安になって
文字は小さく哀れになります

急に陽が差すとき
奈落の底にも幻想が吹きます
あまりに遠く遠く
それでも僕は遠くにいます

少し僕は英語もします
英語の中でもひとりいます
ノートを書けば書くほどに
僕は父から離れていきます

詩を書くとはいまだ、言えずにいます