私はただの詩のように

私の裸は裸になって
受け答えするだけの自動人形だった私は
子供の頃からの生の肉になる

心の中でとくんとなる日常
その時が流れ続けるといい
夏 静かに冷えた 水道の蛇口のように

自分ひとり 誰ともいない
生まれたとき一人だって 今もひとり
君のいない 私の死とともに死ぬ歴史 日常

ひとりが長すぎると 孤独になる
孤独はいくつかの本や箱やギターやらに
閉じ込められている
誰かに見せたとして
誰にも見せられない
その中身は 私の中にあるから
君が開けても開けても
私の形 私の名前に 私は見付からない
それはきっと君も同じだ
だから会話が成り立つけれど
会話がしたいと思うけれど
三十一文字を一週間に一度、交換し合う
平安時代はよかったな、と思う
あんまり言葉が多くなって
誰かが誰かが 誰と誰と
話しているのか分からなくなる

インプット10割で、アウトプットも10割で、
読んでいるのか、書いているのか
混沌としてくる それが私

私は箱入り
私は無口
私の服はぼろぼろで
私の愛用するいくつかの物たちは
私の記念館には無くて
私の宇宙の果てにある

私は私の手で私を紹介する
どうか私を笑って
半分は
まじめに愛さないで
(想像して)

私をよろしく