春の不在

春と夏、秋と冬なら知っている文字と想像だけで知ってる


いつかまた私を発見できたなら今の私に手紙を書こう


愛なんてどうかしている方がいい会えないだけで死んじゃうくらい


完全な無から湧き出る文字たちが僕に満ちてく君に満ちてく


イチジクのジュースのように赤い空から降って来る悲しみの理由


理解してなんて言わない抱きしめて君を私に染み込ませてよ


この私だけが私であるならばただ感情があるだけでいい


誰もいない世界でギターを弾いていて月の光の匂いがしてて


カーテンの模様を見てる音楽が聞こえるだけで死んじゃいそうで


僕が言う言葉なんかは僕じゃない僕にあるのは僕の死だけだ


病室の壁の模様が懐かしい誰も私を見ない安らぎ


オルガンが私の部屋にはありました旋律だけが友達でした


部屋中がプラグと線で溢れてる指は世界を繋ぐ電極


指先が奏でる音は知っている宇宙の全て全ての不在