生きていく、理由

目を瞑り青い薬を飲みくだす命の色と反対の色


生きながらえては静かに死んでいく人の全てが可愛い夜中


好きすぎて死んでしまえるまでギターの音を脳に刻み込んでく


小宇宙だけが宇宙を内包し部屋にはポップなチューンが流れ


デジタルの音でロックを聴いている神はオーディオマニアではない


言葉だけあれば空など想像のゴミが溜まって死んでいく場所


人間になるため肉を食べている人の言葉を食べて生きてる


海底が崩れる音を聴いている僕が生まれた故郷の音色


空腹が私の顔を塗り潰し眠気となって鍵となるまで


母親が私を誹る声がする私が何もしていないから


夜だけが私のことを知っている海も宇宙も要らない私


滑稽な劇場型の引き籠もりとして私は私を殺す


理由など要らない僕が生きていて自分の部屋が嫌いな理由


この僕は借り物だけで出来ている借り物の知恵、借り物の歌