2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

カメラを発掘した

ちょうど何か写真でも撮りたいな、と思っていた時に、一階の押し入れの中から古いデジタルカメラが出てきたので、試しに撮ってみた。十分画素数もあるし、使いやすいみたいだ。 ↑パソコンのディスプレイの向こう側に、今は、ニック・ドレイクの『ピンク・ム…

無題

唯一の精神、光と歴史、夢、二つとない、冬、くらしていくことの勇気、プラスチックの涙……

時計台

1みんな遊んでいる。時計台の中で。 表玄関に庭があり、それが道路に溶けていく。僕はそれを何処までも歩いていった。 結局僕は昔も今も、お風呂に浸ったままだ。全身が水ぶくれになって、溶けてしまうまで。 僕は読書をしている。本のことをギリシャ語では…

シグナル

ひとつの優しさが消えるごとに宇宙は消える。雨の日、学校に行くとき、3Dの花がいっぱい咲いてた。 そのとき僕は日本語のSFに嵌まっていて、それからアコースティックギターでヴィヴィッドなピンクの遊園地とか、真っ赤な松の木とか、あらゆる救命用具とか、…

裏庭

本たちが静かに歳を取っていく。僕は白いプールのような一室で音楽に浮いていますが、隣の宇宙であなたは今この瞬間、何をしていますか? この眼で確かに見るようなのです。ゴッホの、汚れた塗り絵みたいな室内には黄色が多くて、寂しさの永遠性を象徴してい…

計画

細胞分裂や発芽の音を録音して、音楽を作りたい。種の割れる音、郵便ポストの音、枯れ木の音……精子が卵子に入るときの音、、、そこにギターノイズを乗せて……

生存

私はあらゆる水曜日になる。私はあらゆる世紀になる。私は、夜を浮遊する物体。私(たち)はいつでも、宇宙が産まれる瞬間の音を生きている。

日記(心の中の空の空)

2月7日(火)、 雨の音。 僕の心に微かな火が灯るとき、僕は自分自身の呼吸を、とても懐かしく感じる。そして何故か、甘いパンのような匂いを感じる。それから幼い頃、保育園に携えていった、小さなアルミの弁当箱の蓋を開け閉めする音や、少年の頃、寂しい…

雨音と言葉を浴びている

2月1日(水)、 夜中、「二月末、私は動詞の中に眠っている。」という文が何故か浮かんだけれど、その続きが全く思い浮かばない。マッシブ・アタックの『Teardrop』という大好きな歌の初まりの歌詞を思い出す。‘Love, love is a verb. Love is a doing word.…