2020-02-26から1日間の記事一覧

言葉

‘The only beauty's ugly, man The crackin shakin breakin sound 're The only beauty I understand’(本当に美しいのは薄汚れたものだ ひび割れ、震え、壊れた音 それが僕に理解出来る唯一の美しさだ)(Bob Dylan) 『五感すべての自在な発散によって、未…

ホワイト・ノイズ

見上げたら空の北から南まで赤い電流鳥の軌跡が 空中で気化し続ける心臓を自殺名所のシンボルとする 青傘の荷が降りるまで嗅覚は骨の墓場に打ち上げられる 段ボール箱の中身はいつまでも存在しない貝の肉たち 憂鬱に侵され切った脳みそが今朝も地面の底を見…

無題

記憶の中で 僕は空の風の中へ立っているだろう 泣き声のように空は鳴るかも知れない あなたは宇宙の中で独りぼっちだろう そう遠くない所で戦争が起こり 僕はいない いつものように 空は、記憶を映す鏡だ 神は目覚まし時計のようなものだ あるときはとんでも…

無題

飴色の夕闇が僕のまぶたに落ちてくると 僕は満足して三葉虫の夢を見た 遠く、 悲しい心は血の色をして 鉄錆やニッケルの音を立てていた 僕は生きるのをやめ 死ぬのもやめて 呼吸ばかりを 胸いっぱいにして 水を飲み、身体の 細胞のひとつと 遊んでいた 頭の…

冷たく、静か

現実、げんじつ、げんじつ、今朝、私には死後の世界が、まるで魚の影のように私の心臓を染めてくるのが見えました、 ねえ、白昼、私は薬の瓶を齧りながら、 ガラスの海で、紙標本を捲りながら、 笑おうと努力しました、濁って空気が青くなるくらいでした、 …

青い墓場

ぼんやりした渡り廊下を渡っていく。震えながら次の歌を待つ。私は私を消す技術に長けていて、あなたたちの細胞を帳消しにするのは夢の中でだ。 言葉に飢えている。可愛いラッコみたいに。ピンク色に。言葉に飢えている。そしてその飢えを私は、胃の中の歯の…